今は巷で噂のレベルではなく、有名ブランドとなりましたZANEARTS(ゼインアーツ)。
販売されるテントやシェルターは即完売レベルで入手もかなり困難です。
ラインナップも続々と(?)追加されておりますが、初期から大人気のGIGI-1(ギギ1)とZEKU-M(ゼクーM)がこの度再販されました!(3rdロット2019年12月20日)
が、当然Web販売は一瞬で終了してしまいました。。。
悲しみ明け暮れる中、A&Fを訪れると、
なななな
なんと!
残り1点ギギが売っているではありませんか!
店員さん「残り1点で他はすぐ売れてしまいました」
・・・気付けばレジにいてカードを差し出していました。
そんな急な神様からのプレゼントと散財した年末でしたが、ウキウキのまま年明け1月1日元日と1月中旬にギギの設営と使用をしました。
今回はその時に感じたこと(設営や使用感、冬キャンプでの使用)について記載していこうと思います。
GIGI-1(ギギ1)について
まずは簡単にギギについてです。(個人の意見が多数含まれるので悪しからず)
【特徴】
前後のパネルのオープン・クローズと跳ね上げにより、様々なアレンジが出来ます。
そのため、周りの状況や天候、自身の気分などによって、この一幕だけで多様なことが出来る万能型スモールシェルターです。
また従来のワンポールテントの弱点である居住空間の狭さ(端が実質使用出来るスペースではない)について、再度を跳ね上げるエクステーションポールにより居住空間を拡大し、ワンポール特有の弱点を克服しています。
【使用人数】
宴会幕としてのシェルターとしてなら~4人程度。
中にコットやカンガルースタイルを入れて使用するなら1~2人程度。
個人的には2名の利用がベストかと思います。
物が少ないソロキャンだとちょっと寂しいくらいの広さでした。(逆に言えば贅沢な広さでした)
スペックについて
- 使用時サイズ(約):500×400×220(高さ)cm
- 収納時サイズ(約):68×20×20(高さ)cm
- 重量(約):4.5kg
- 素材(本体):50Dシリコーンポリエステルリップストップ・PU加工(耐水圧1,500mm)
- 素材(センターポール):A6061・φ30mm・全長220cm
- エクステンションポール:A6061・φ14.5mm・全長100cm
- ペグ:ジュラルミン・17cm
- ガイロープ:ダイニーマ・リフレクター使用・φ2mm
(出典:ZANE ARTS)
【セット内容】
- 本体×1
- センターポール×1
- エクステンションポール×2
- ペグ(V字型)×18
- 3mロープ×4
- 4m2又ロープ×2
- その他収納ケース各種×各1
※インナーテントは付属なし+オプションとして別売りもなし(予定もなし)(2020年2月現在)
【値段】
39,800円(税別) ※2020年2月現在
では実際に設営してみよう!
はいドーン!(チープな掛け声)
と早速取り出していきます。
開けて取り出します。
こんな感じで丁寧に梱包されていました。
では早速本体を広げていきます。
まずは大まかなスペースチェックも兼ねてペタっと広げ、
四隅をペグダウンしていきます。(通常のワンポールテントと同様です)
また、ガイドがテント内についていましたので、最初はわかりにくいギギの形ですが、ガイドに沿って伸ばせばある程度簡単に四隅ペグダウンが出来ました。
んで、通常のワンポールテントと同じように幕内に潜り込み、ワンポールを立てます。
(するとすごく不格好なワンポールテントが出来ます)
そこからギギの真骨頂サイドの跳ね上げです。
付属の小さなエクステンションポールを再度の上下差込口に差し込みます。
ちなみに長いほうが上です。
そしてこのエクステンションポールを付属の二又ロープで固定します。
ロープが黒でかなり見づらいですがこんな感じです。
次に、再度部分の留め具がこんな感じで宙ぶらりんになっているので、
ペグダウンします。
しっかり張れました。
これを逆側もすれば完成です!
中の様子はこんな感じです。(ケシュア3人用ドームテントをカンガルーしてます)
QUECHUA(ケシュア)の3人用ドームテントにダブルサイズのエアーベッド(コンフォートエアーマットレス)を入れてみた
ソロでこじんまりなスタイルだとこんな感じでちょっとさみしい・・・?
再度部分はハイバックのチェアくらいの高さなので、十分活用できる高さ+広さがありました。
(出典:ZANE ARTS)
続いて跳ね上げですが、前後共に跳ね上げ可能です。
跳ね上げ時に使うポールについては別途購入が必要です。(付属に含まれていません)
跳ね上げにはチェック部分を全てオープンにし、留め具部分に程よくポールを立てれば完成するので、特に難しい作業はありませんでした。
(設営時のガイドは外せるようになっているので、跳ね上げ時には一部外してください。)
画質は相変わらずですが、雰囲気結構よくないですか??(全開の笑顔)
以上が設営編です。
実際に使ってみて
感想
- かっこいい
- 中が広い
- 跳ね上げが特に良い
- カンガルー式最強シェルターかも
- 大きさや付属品の割に軽い
思っているよりも中が広くて快適でした。
ソロで使用しましたが、上記写真の通り、十分すぎるスペースでした。
またアレンジ性あるので、各シーズンでの活躍が期待出来ます。
そしてなによりこのスペックで4万円ちょっとのお値段は高コスパとしか言いようがなく、大満足な一幕になりそうです。
気になった点
- 開閉しにくい
- ドア部分が開閉の度に擦れる
- 生地が特殊で薄い反面、折りシワが付きやすい
- 風でめっちゃ膨れる
- ガイロープが黒で見えづらい
多分、サーカスTCでも同様の悩みがあるので、ワンポールテントのある種宿命かもしれませんが、出入り口の開閉がしにくいです。(チャックの上げ下げ)
また、前面の形状から開け閉めすると地面に擦れるので汚れたり傷になったりするのが気になりました。
かなりわかりにくいかもですが↑こんな感じでだら~んとなります。
あと、生地が薄いです。
公式HPによると「めっちゃ頑丈な素材やから安心して」ということなので実際は大丈夫なのでご安心ください。
ただ、折った際、収納した際にでるシワが付きやすいそうです。
また、再度が空間として広くなっているからか、オープン時には風で膨らみます。
四隅をしっかりペグダウンし、必要に応じてガイロープをしっかり張っていないと、風の影響を受けて崩壊したり破損したりするかもなので、少し気になりました。
そして、そのガイロープですが、付属品が黒で非常に見えづらいです。夜は間違いなく見えません。色はカッコイイのですが、、バランスが難しいですね。ギギの近くを歩く際にはガイロープに注意しましょう。
冬キャンプでの使用感
先にお伝えしておきますと、ゼインアーツ公式にはギギは3シーズン(春・夏・秋)推奨のシェルターです。
その為、スカート部分は付いておらず、下から隙間風がしっかり入ってくる状態です。
とりあえず隙間風についてはスカートがないので多少は感じますが、中に暖房器具を入れればそこまで気になりませんでした。(俄然温かいというワケではないですが・・・)
ただ、生地が薄い分(?)結露がすごく、外も中もびしょびしょになっていました。
朝起きたらしっかり凍ってました。中の部分を乾かすのにちょっと時間がかかりました。
夜寝ているときですが、カンガルースタイルなのと寝袋は一応冬用のものだったので、特に問題なく睡眠出来ました。コット泊はちょっと難しいかもなので、冬のギギはカンガルースタイルをおすすめします。
絶対におすすめの寝袋!Snugpak(スナグパック)の寝袋が安くて高性能でコスパ最強すぎる
個人的には
冬でもギギは使える
という結論です。
最後に
【設営】なんか最初はよくわからん形してるけど、1回建てたら慣れる
【気に入った点】高アレンジ高デザイン性高住居性。カンガルースタイルが映える。
【気になった点】出入口の仕様が△
【冬キャンプ】隙間風は寒いけど3シーズン用テントを冬で使うテンションで使える。結露がすごい。
個人的には買ってかなり満足度が高い幕でした。これからどんどん使っていくでしょう。
またコスパが良いのも魅力の一つです。
もし再販することがあれば持ってない方は一度チェックしてみても損がないと思いますよ。
追記
この度ギギを二股化してみました。
是非合わせて参考にいただければ幸いです。
コメント
[…] […]